日常もより豊かに

気付けば、平穏な日常生活を取り戻しつつある近頃。都会と自然を行き来する生活を3年ほど繰り返し気付いたことは、当初から感じていた "Less but, Better"（より少なく、しかしより良く）、Dieter Rams（ディーター・ラムス）のデザイン哲学がオートキャンプにもあてはまるのではと、あらためて感じています。自然の中で過ごす豊かな体験を通じて、日常生活にも気付きがあった人も多いのでは。

私たちは、住まいの内と外をシームレスにつなぐプロダクトを見出すことで、より豊かな暮らしに気付くきっかけになると考えています。本当に必要なものだけで過ごす、自然の宿泊体験がキャンプ。それは大量消費社会からの脱却、そして限られた地球の資源を必要な量だけ使用することで、人と社会が共生する社会へとつながると信じています。自然から学び、あらためて都会の生活を見直してみるのも良いかもしれません。wanderout では、少しずつ家の中のプロダクトもご紹介していきたいと思います。 

 

Aarke

大量生産の効率化により、忘れかけていたハイエンド・プロダクトの「美しさ」を取り戻すため、2013年にスウェーデンで設立された aarke（アールケ）。ソーダマシンをはじめ、そのフォルム・デザイン・使い方の全てにおいて「シンプル」を追求した美しさは、現在世界30ヵ国以上で展開されるほど。アールケとはサーミ語で「今日」という意味。サーミといえばノルウェーの Arctic Lavvo ですが、「自然に不必要な負担をかけず、必要なものだけを収穫すべき」という共通の価値観と姿勢を感じます。

 
日本でもさまざまな場所で目にする機会も増えてきた、アールケのソーダマシン。しかし、炭酸水を作るためにペットボトルの水をわざわざ購入することも多々。ガラスとステンレスを採用した新作の浄水器 Purifier が発売されたことで、ソーダマシン Carbonator Pro と合わせ、ペットボトルを必要としないワンストップの体験が可能になりました。これでキッチンに積み上がる、大量の空のペットボトルを見ることはなくなります。

 

シンプルを追求した、最高峰のソーダマシン

環境への配慮はもちろん、全てにおいてシンプルを追求したソーダマシン Carbonator Pro は、最高峰の素材と技術で製造された特別なモデルです。水を入れたガラスボトルをセットし、フロントカバーを押し下げ、上部のボタンを押すだけで簡単に炭酸水を作ることが可能です。電源が必要ないため、キッチン、リビング、テラスなど、シーンを選ばず、鏡面仕上げのステンレスは景観を写し込み調和します。

 

より衛生的な浄水システム

プラスチックを使用しない浄水器を求め、辿り着いた Purifier。オーストリアの BWT 社と提携し、プラスチックを使用しない「ReFilter System™」を開発。そのフィルターは国際規格を満たし、日本国内の食品衛生法に準拠しています。塩素、重金属、石灰岩を低減し、よりクリーンで快適な水道水が得られます。

一般的なプラスチック製の浄水器より耐久性が高く、カートリッジにステンレスを採用するこでとても衛生的。食洗機はもちろん煮沸消毒まで対応し、本体に傷をつけることなく洗浄できるため、微生物の繁殖も防ぎます。気になるガラスの底面の強度は、取り外し可能なシリコンカバーが付属するため、末長く使用するための配慮も申し分ありません。1.18Lの大容量、フィルターの濾過時間は約3〜5分ほどのため、使い勝手も抜群です。 

 

シームレスに使う

シンプルを追求した、美しい佇まいのガラスボトルは、Aarke Carbonator Pro 専用設計ですが、日常使いからオートキャンプにもおすすめです。VAPUR for wandeout を使用して現地の美味しい水を調達し、炭酸水はペットボトルを購入する必要がありましたが、アールケを取り入れ、気にかけていたペットボトル問題は解決。

美しい佇まいのガラスボトルは、住まいの内と外とシームレスに調和します。厚みのあるガラスと、ステンレスのキャップを採用し耐久性も抜群。機密性も高く、1日経過した炭酸水でも十分な炭酸を感じることができます。気になる重さは690gほどありますが、オートキャンプでは全ての荷物を軽くする必要がないため、バランスを見て気分を優先し楽しみたいところ。炭酸水はもちろん、お気に入りのドリンクやお酒を入れて持ち運ぶことも可能です。自然とテーブルトップに置いておきたくなる、洗練されたデザインです。

 

夏の準備に

気になる炭酸の量は、ボタンを押す長さで、微炭酸から強炭酸まで好みの量に調整可能です。炭酸水に合わせて、お気に入りのウィスキーや、オーガニックのジンジャーエールやコーラなど、これからの季節にいろいろ試してみるのもおすすめです。